7月19日 (月)  クソ暑いので今日は読書

「理系の視点から見た考古学の論争点」と言う先週に図書館で借りてきた本を読み始めた。三角縁神獣鏡も面白そうなのだが、とりあえず尺度に関する話題から読み始めた。出来損ないの文系バリバリの当方にとってはなかなか理解できないところが多くストレスが溜まりまくりました。特に量田歩に関するところでは急に平方メートルが出てきたりするし、その上、周尺を22.5cmで計算すると全然合わへんし、かと行って平方メートルの値で計算すると周尺は1.2mになるし・・・なんか全然解りませんでした。

理系の方は頭が良いのは解りますが、論文ならともかく一般大衆向けと思われる書籍なんですからもっと解りやすく平易な内容と文章で書いて欲しかったと思います。出てきた数値をそのまま受け取るならな1尺を26.7cmとした古韓尺とそれから算出される1歩(1.6m)や3歩を1量田歩とした4.8mなどを用いて古墳の測量値を再計算するとかなりの高確率で整数倍の値になっており、この尺度が築造規格の基本尺度になっている蓋然性が高いのでは無いかを感じました。

ただ、この基本尺度と言うのも完璧にぴったりになることは有り得ないと推測されるので難しい問題だと思います。重要なのは著者の新井氏も書かれているように統計的手法や定義を明確にすることで恣意性を排除した論考にすることなんでしょうね。

当方が古墳に興味を持つきっかけを作っていただいた方が「自分の理論に都合の良いところだけを持って来よる」と言うような事を仰っていた事があるのですが、おそらくこのような事に関しての発言だったんでしょうね。まぁ、この辺りが一番勉強になったことかも知れません。笑

それと番外編なんですが、昨日の古墳巡りの中でM館長が資料に関する説明において「高麗尺」と言う単位が出てきたときに、「高麗尺は無かったとの意見も最近はある」と言及されてましたが、まさに新井氏はそのことを論じておられるので、M館長も「専門家」として新井氏の論考に目を通されていたのかも知れませんね。新井先生、みんなビビッてますよ!頑張って下さい。