1月30日 (木)  さもありなん。

流行の3Dプリンタとレーザスキャナで複製した三角縁神獣鏡はなんと魔鏡だったと言うニュースが報道された。卑弥呼が魏から受け取った銅鏡とも言われている三角縁神獣鏡はその製作地を巡って、中国説と国内説の両方があるが、再び製作地論争が活発になるのでは無いかと締めくくられていた。ま、このオチにも若干の違和感はあるが、それはさておき、三角縁神獣鏡が魔鏡であったと言う事実には「さもありなん」と言うのが正直な感想である。

もっとも、魔鏡って聞いた事がある程度の言葉だったのだが、どんなものかを知ると、まさに「卑弥呼の鏡」に相応しいとも感じた。確か、卑弥呼と言うのは個人の名前ではなく「職業」と言うか「役職」と言うか、お役目の呼称であると言う説を目にした事があるが、この説も今回の実験結果により、かなりその蓋然性が高まったのでは無いかと思う。

古墳からは埋葬者の棺や遺体を取り囲む様に配置された状態で出土する三角縁神獣鏡は、辟邪の鏡として埋葬者を守るものだと言うの通説が一般的だと思うが、今回の実験結果はそうでは無く、埋葬者がシャーマンとして呪術で使用した道具として共に埋葬されたのでは無いかとの説が大きく浮上して来るような気がする。

また、岸本先生が墳丘の前方部と後円部のバランスに注目し、前方後円墳にはシャーマン系の大王が埋葬された古墳と武力、いわば政治家としての大王が埋葬された古墳の二種類があり、ヤマト政権(その成立期から終焉まで通してであったかどうかは記憶に無いが)は聖俗二人の大王で成立しいたのでは無いかとの説を唱えられていた記憶があるが、この説をも傍証するような気もする。

う〜ん、個人的には久々の大ニュースでありました。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140129/k10014866311000.html

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